DOS実施要項(2011年度版)
T.会場に行く前に
@ 服装
基本的に正装。(学生服またはブレザー)自分の試合が担当する試合の前後にある場合、
ユニフォームの上からでも構わない。また、荒天時は正装の上から防寒着・防水着を着用
しても可。
A 持ち物
・全日本アーチェリー連盟競技規則(2010〜2011年)
・関西学生アーチェリー連盟リーグ戦規定
・平成23年度関西学生アーチェリー連盟リーグ戦申し合わせ事項
・DOS実施要項
・Q&A集
・筆記用具(赤・黒ボールペン、メモ用紙)
・ルーペ
・ストップウォッチ
U.試合開始前
@ 会場に到着したら
・レンジ番と協力して的を貼る。全部の的が貼れたら少し後方から全体を見て、全部の標
的面が同じ高さになっているかチェックする。
・畳の強度は充分かどうかもチェックする。もし、貫通の恐れのある場合はレンジ番に交換
もしくはその対策をさせる。
・シューティングライン・3Mライン・ウェイティングラインがはっきりわかるか(切れていない
か)をチェックする。
・その他、行射に支障がないかをチェックする。
A 試合に必要な備品を確認する。
・ストップウォッチ(3個)【必ず正常に動くかどうかの確認をしておく】
・ホイッスル(1個) ・三色旗(3組) ・レッドカード(2枚)
・得点記録掲示板(1台) ・記録用長机(1台)
・記録用椅子(2脚) ・DOS・審判員用椅子(3脚)
・メンバー表(4枚) ・スコアカード(人数分+予備)
・速報用紙(記録用紙)(3枚+予備) ・選手交代届(4枚+予備)
・貫通止め(古的など) ・標的面(的紙)(標的数+予備)
※スコアカード・速報用紙〔記録用紙〕・メンバー表・選手交代届の予備はレンジ校にまとめて渡してあります。
B メンバー表 ・スコアカード・速報用紙(記録用紙)・選手変更届の枚数を確認して各校代表者と記録に渡せるように準備する。
C 試合開始の20分前になったら、各校代表者と記録を集合させる。
DOS「各校代表者の方と記録の方は集合してください。」
メンバー表 ・スコアカード・速報用紙(記録用紙)・選手交代届を各校代表者と記録に渡し、それぞれ枚数を確認してもらう。記録員には3枚全てに記入するよう伝える。
V.開始式
@ 試合開始時間10分前になったら、会場全体に聞こえるようにホイッスルを一声鳴らし集合
をかける。(体操や円陣のタイミングをみて多少は前後してもかまわない)
DOS「集合してください。」
各校が集合したら、
DOS「ただいまより○○大学対△△大学のリーグ戦第○戦を行います。」
「メンバー表の交換を行ってください。」
メンバー表の記載に漏れなどがないか確認し、もし記載に漏れなど不備があればその場で
訂正させる。このとき補欠選手欄が未記入の場合は以後選手の交代は認めない。
その場で代表者がサインをし、DOSと相手校に渡す。
A DOSはメンバー表を審判員に渡し、服装検査、弓具検査を行う。このとき補欠選手も対象
である。
DOS「服装検査を行います。全員後ろを向いてください。」
DOSは、それぞれのチームの全員が見渡せる位置まで前に出て、大学名が記載されてい
るか、チームのユニフォームが統一されているかどうかをチェックする。
服装検査終了後、
DOS「直ってください。弓具検査を行います。」
審判員はメンバー表の的番と名前を確認して弓具検査を行う。
弓具検査時に遅刻者がいる場合、正当と思われる理由がないときは参加を認めない。
※ 補欠選手の用具検査と監督・コーチの確認も忘れずにする。
弓具検査が終わったら、
DOS「先攻後攻を決めてください。」
ジャンケンで先攻後攻を決めさせて、確認する。
DOS「○○大学の先攻により、ただいまより5分後の○○時△△分より競技を開始し
ますので、先攻チームはW・L付近に整列しておいてください。」
「この試合は1エンドごとに3射ずつ行射し制限時間は2分とします。
弦切れ・リム折れ等弓具破損に関しましては、残り矢一本につき40秒が与えら
れ補充矢の行射を行い、修理時間は4分間とします。予期せぬ医学的問題に
つきまして快復に必要な時間はとりません。
フリー練習は制限時間を4分間とし、先攻後攻それぞれ1回のみ行います。
補欠選手のフリー練習は同チームの1的を使用して行なってください。
選手の交代を行う場合は、競技開始前、もしくは各エンドの行射終了から次のエンドの開始までに、代表者がDOS及び記録席に選手交代届を提出してください。
その他に関しましては、全日本アーチェリー連盟競技規則、関西学生アーチェ
リー連盟リーグ戦規定及び申し合わせ事項によって行います。
この試合のDOSは、私□□大学◎◎、審判員は☆☆、◇◇で行います。」
「解散後、同的の選手とスコアカードの交換を行い確認しておいてください。」
「両校、挨拶。」
「解散してください。」
開始時間は5分10分単位で設定する。
W.競技の進行
@ フリー練習
時間になったら、会場の安全を確認して起立し最初は赤旗を上げる。
ホイッスル2声(ムーブアップ)
DOS「先攻○○大学フリー練習」
選手がシューティングラインに入るのを確認(この間約10秒間)
ホイッスル1声(行射開始)
ホイッスル1声と同時に赤旗を緑旗に変える。旗は膝の上に横向きに置く。
30秒前になったら緑旗を黄旗に変えて起立し、正面に水平に持つ。
4分間の時間経過もしくは全員の行射が終了したらホイッスル3声(矢取り)、同時に黄旗を
赤旗に変える。
フリー練習での時間外発射はひどいものではない限り注意にとどめ点数的なペナルティは与えない。矢取りが終わったら同様に後攻チームのフリー練習を行う。
A 競技開始
フリー練習終了後、
ホイッスル2声(ムーブアップ)
DOS「先攻○○大学50M1回目」
ホイッスル1声(行射開始)、同時に赤旗を緑旗に変えて着席する。
30秒前になったら緑旗を黄旗に変えて起立し、正面に水平に持つ。
30秒前に気づかずに時間が過ぎた場合は、その時点から黄旗を上げ30秒間の時間を
計測する。
2分間の時間経過もしくは全員の行射が終了したらホイッスル2声(後攻チームと交代)、
同時に黄旗を赤旗に変える。
DOS「後攻△△大学50M1回目」
ホイッスル1声(行射開始) 、同時に赤旗を緑旗に変えて着席する。
30秒前になったら緑旗を黄旗に変えて起立し、正面に水平に持つ。
2分間の時間経過もしくは全員の行射が終了したらホイッスル3声(採点・矢取り)、同時に
黄旗を赤旗に変える。
審判員とともに標的前に速やかに移動し、採点を監督する。
DOS、審判員の採点中の立ち位置は下図を参照。
(2名の審判員が標的を半分ずつ担当するように標的の3〜5M後方に立ちDOSは2名の
審判員の中央3〜5M後方に立つ。)
◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
審判員 審判員
D O S
採点が終わったら、標的面をチェックする。
以下、順次先攻後攻を入れ替えて繰り返し。
50M終了後、10分程度休憩を取る。
DOS「只今より約10分間の休憩を取ります。○○時△△分より競技を再開します
のでそれまでに先攻チームはW・L付近に整列しておいてください。」
30M開始時刻は5分10分単位で設定する。
30Mも50Mと同様に行う。
X.試合終了
@ スコアカードを回収する。受け取る際に必ず選手サイン・採点者サイン・訂正サインなどの漏れがないか、10点数・X数など全て記載されているかを確認する。
A 審判員と手分けしてスコアカードの承認(得点の計算チェック)を行う。
この承認作業によって記録が最終確定となるので慎重に行うこと。
計算間違いが合った場合は、当該選手(選手、採点者共)を呼び確認して訂正する。
B 記録集計に立会い、スコアカードと速報用紙(記録用紙)の得点を確認し勝敗の確認をする。
C 確認後、両チームの代表者を呼び、速報用紙(記録用紙)の確認をしてもらい、確認後、サインをもらう。
このサインによって団体得点、個人得点とも最終確定となる。
D 両チームを集合させ、成績発表を行う。
DOS「集合してください。」
「只今より点数発表を行います。先攻○○大学◇◇◇◇点、後攻△△大学
○○○○点、 よって○○大学の勝ちとします。」
「両校挨拶。」
「解散してください。」
Y.もしもの時の対処方法
@ 弓具破損
弓具破損の判定は直近の審判員が対応に当たる。
弓具破損はその選手の弓の通常の状態でなくなった場合に修理の時間を与える。
基本的に弓本体に関するトラブルは概ね認める。但し、スタビライザーやサイトに単純なゆ
るみなど、1〜2秒で解決するものは認められない。メガネ・コンタクトレンズのトラブルなど
安全に行射が出来なくなる場合は修理・交換の時間を与える。
A 標的面のトラブル
@垂れ矢(ぶら下がり矢)
垂れ矢が発生した標的面のみ中断させ、そのチームの他の選手の行射を完了させる。
先攻チームの場合は後攻チームの行射前に(その標的面のみ)、後攻チームの場合は矢取り(採点)の前にその標的のみ先に得点の確認をする。審判員はその標的の選手と採点相手と共にその標的前に進み採点を行い、審判員が自分のメモなどに全ての得点を記録する。その後、垂れ矢のみを抜いて的後方もしくは的の下に置く。
標的前で垂れ矢の得点を確認する前に何らかの理由で垂れ矢が落ちてしまった場合、的中孔で判断する。
シューティングラインに戻り、残り矢1本につき40秒で補充矢の行射を行う。
採点の際、審判員が立会い、メモした得点と残り矢を高得点順に記入する。
A跳ね返り矢
跳ね返り矢が発生した場合、行射を中断せずにそのチームの行射を終了させる。跳ね返り矢のあった選手も3射終了させる。先攻チームの場合は後攻チームの行射の前に(その標的のみ)、後攻チームの場合は矢取り(採点)の前に得点の確認をする。審判員はその標的の選手と採点相手と共に標的前に進み採点を行う。印のない的中孔が1つだけの場合その的中孔の得点を記録する。
また、印のない的中孔の数が2つ以上ある場合は最低得点帯にある印のない的中孔の得点を記録する。
B貫通矢
跳ね返り矢と同様の処置を行う。
標的面上からは見えないが畳(バット)に矢が残っている場合は審判員が矢を引き戻してシャフトの位置で得点の判定を行う。
その後、競技の進行に差し支えのない程度に貫通矢対策を行う。また、必ず貫通矢が起ったことを報告書に記載しておく。
B 残り矢の行射について
弓具破損や垂れ矢などのトラブルがあって残り矢を行射する場合、1本につき40秒の行
射時間が与えられる。手順は以下のとおり。
・弓具破損のあった選手をシューティングラインから下げて弓具の修理に当たらせる。
・修理の時間は4分間とするが、時間が掛かると判断した場合、相手チームの行射を先
に行うなどしてなるべく時間を与える。あまりにも時間が掛かる場合(4分間は必ず確保
する)該当選手に確認の上、その行射を放棄したものとする。
・2分経過または全員の行射が終了した時点で一旦行射終了のホイッスルを2声吹く。
(垂れ矢の場合は得点の確認を行う。)
DOS「弓具破損(垂れ矢)の為、残り矢1本を40秒の制限時間で補充矢の行射を
行います。」
※残り矢2本の場合は1分20秒、3本の場合は2分に言い替える。
・該当選手が修理を終え準備が出来たら、ホイッスル1声を吹き残り矢の行射を開始
する。
・通常の行射と同様ホイッスル1声と同時に緑旗を揚げ、30秒前になったら緑旗を黄
旗に変えて起立する。制限時間の終了または行射が終了したらホイッスル3声を吹き、
採点・矢取りを行う。
C 全体の行射が中断した場合
標的の後ろを人が通ったなど会場全体の安全が確保できなくなった場合など、全員の行
射を中断する。
この場合、射ち残している矢数の最も多い選手を基準にして1本につき40秒の時間を与
える。(残り矢2本の選手が1人でもいる場合は1分20秒、3本の場合は2分)
D タイムアウトについて
各チームの代表者からの申請により、タイムアウトをとることが出来る。(各チーム1回のみ)
申請があったら、
DOS「◎◎大学、4分間のタイムアウトに入ります。」
宣告と同時に4分間の時間計測を開始する。4分間の時間経過もしくはタイムアウトの終了を
確認して競技の進行を再開する。
E 選手の交代について
各チームは1試合で1回のみ選手を交代することが出来る。選手の交代は代表者が選手変更
届をDOSと記録席に提出することによって申請する。
申請ができるのは競技開始前、または各エンドの行射終了から次のエンドの開始までとする。
申請があった場合、DOSは選手交代届とメンバー表と照合する。
選手交代が適正であることを確認後、
DOS「◎◎大学、○的の△△選手、■M●回目より▲▲選手と交代します。」
と宣言し、競技を再開する。このときフリー練習は行わない。
再開後、代表者は次の採点までにもう1枚の選手交代届を記録席に提出する。
選手交代したエンドの採点時、DOSは交代選手の標的の採点に立ち会い、スコアカードの
交代が行われた位置をはっきりと記入する。交代後の選手の名前を選手欄に記入させる。
F 警告・退場について
故意に規則に反する行為、もしくは明らかにマナー違反と思われる行為に対しては警告を与え
る。警告が度重なる場合、退場処分とすることができる。警告3回目くらいで退場とするのが妥当
と思われる。退場処分については宣告する前に必ず大会競技委員長(社会人の1級審判員)、
もしくは学生役員の競技委員長に連絡し、確認を取ること。
Z.試合終了後
団体の点数と勝敗を(gakurenkiroku@yahoo.co.jp)まですぐにメールする。
選手のスコアカード、記録用紙1枚、DOS報告書、リーグ戦意見書(対戦校の数分)、メンバー表(対戦校の数分)を確認して封筒にまとめる。
午後の試合に学連役員が会場にいる場合は、学連役員が記録報告を行うので、封筒を学連役員に渡す。
学連役員が会場にいない場合(この場合は事前に通知する)は、以下の手順で記録の報告を行うこと。
² 記録用紙をFAXで関西学生アーチェリー連盟事務所まで送信する。
² その際、できるだけ18:30までに、遅くても19:30までに報告を完了すること。(コンビニ等のFAXを利用するのが良い。)
※FAX番号 : 06-6583-7211
助言・応援に関して
@ 本大会ではオリンピックラウンドに準じた形でシューティングライン上にいるかいないにかかわらず選手同士は助言することができる。
A 応援は競技場外(W・W・Lの後方又はサイドラインの外側)で行い、選手・監督又はコーチ以外は競技場内に入ることはできない。
B 応援は選手がS・L上にいるときは口頭又はその他の方法で助言や情報を与えてはならない。但し、弓具の重大な異常を告げる場合は除く。
C 不正な手段でチームに有益になるような行為、もしくは試合の秩序を乱すような行為がなされた場合、DOSはチームに対して警告を与えることができる。さらに繰り返して行われる場合はDOSからの報告により翌日の学生役員会で協議し該当校の失格を決定することができる。
監督・コーチに関して
@ 監督・コーチはメンバー表に記載された1名のみで、試合中に変更・交代することはできない。また、監督・コーチは学生でもよい。
A 監督・コーチはアーチェリー競技に参加するのにふさわしい服装、もしくは正装とし、靴は運動靴とする。
B 男子1〜8的、女子1〜5的までのS・LからW・Lまでの間をコーチエリアとする。
C コーチエリアからのみ選手に助言することができる。
D S・L上の選手・選手の弓具に触れてはならない。
E 上記の規則に反する行為、または試合の秩序を乱す行為があった場合、DOSは警告を与えることができる。さらに繰り返して行われた場合、競技場からの退場を宣告することができる。退場処分については宣告する前に必ず大会競技委員長(社会人の1級審判員)、もしくは学生役員の競技委員長に連絡し、確認を取ること。
審判員実施要項
T.弓具検査
@ メンバー表の名前と本人が一致しているかどうかの確認をする。
もし間違っていれば両校代表者立会いのもとにメンバー表の訂正を行う。
A バッジの確認
B 弓具
・ サイト ダブルサイトになっていないかどうか。(照準点が2点以上ないかどうか)
・ 弦 付着物が鼻より高い位置に付いていないかどうか。また、この付着物がノッキングポイントを除いて2個以上ついていないかどうか。
・ ハンドル レストより高い位置に故意に付けた傷や付着物がないかどうか。
・ 矢 矢の統一(シャフト・ノック・羽の色の組み合わせ)がされているかどうか。但し、経年効果による変色は可。シャフトに名前またはイニシャルが入っているかどうか。
・ 予備の弓具は弓具検査時だけでなく、選手の要請があれば随時検査を行う。
U.行射中
@ 行射中はDOSと同期して旗の上げ下げを行う。30秒前になったら緑旗を黄旗に変え、起立後、正面に水平に持つ。このとき、使用しない旗はできるだけ見えないようにする事。DOSは30秒前の警告を口頭で行わないので審判員は旗の出し忘れの無いように気をつけること。
A 行射終了から次回開始まで赤旗を上げる。
B DOS・審判員は共にストップウォッチを携帯し、時間管理を行う。DOSのストップウォッチが何らかの理由で停止した場合、審判員のストップウォッチで時間管理を行う。
C 時間外発射の管理。時間外発射は直近の審判員が判定する。DOSの制限時間終了のホイッスルを聞いてその音の鳴り始めより遅く矢が発射された場合は時間外発射となる。
時間外発射が発生した場合、審判員はレッドカードを挙げて選手本人と周囲の関係者に通告する。口頭でも選手本人に通告しその後の得点記録にも立ち会う。
D 弓具破損などの選手からのアピールに対して対応する。(DOS実施要項 もしもの時の対処方法 @弓具破損を参照のこと)
E 弓具検査を行っていない弓具を随時検査する。また選手の弓具の修理に立会う。
V.得点記録
@ 採点のとき、赤旗は椅子に置いて的前に行き、選手からの矢の判定のアピールに備える。
矢の判定を行う場合、矢・標的(周りの畳なども含む)には触れず、必ずルーペを使用して判定すること。
A 時間外発射が発生した場合、まず採点者に標的面上の3本の矢の得点を記入させ、その後、審判員が赤ボールペンを使用して2重線で3本の矢の得点を消し最高点を削除した点数を記入しサインをする。
B 採点終了後、矢の抜き忘れがないか、的に破損がないか(採点に支障がないか)畳が大丈夫か
どうかを確認する。
DOS・審判員としての心得
1、 競技規則を十分に理解する。
2、 競技会の成功は競技役員の各パートの協力が不可欠であり、審判員はその運営の重大な役
目を果たすものである。従って、良識と知識と協調性を要する。
3、 競技会の主役は競技者である。審判員(競技役員)は競技会の主役ではなく運営機能の一部
である。
4、 審判員は競技者を取り締まる為にいるのではなく、競技会を円滑にすすめる為に存在する。
(servant、not policeman)
5、 常に競技者が最大の力を発揮出来るように運営をスムーズに行なう。
6、 心を広く持ち、また常に広い視野で状況を把握して、冷静に公平な判定を下す。
7、 不確実な判定をせず、判断に迷った場合は他の審判員や競技役員とよく相談し、正確かつ説得力のある判断を下す。(You are not alone)
8、 疑わしい行為があっても競技規則の適用において明確な理由がない場合は、競技者が有利になるように裁定する。
9、 不正を行う競技者に対しては妥協せず、また無視してはならない。
10、競技者が競技規則を知らない為に起るであろう違反に対しては事前に注意して規則違反、事
故を未然に防ぐ努力をする。
11、 審判員はいかなるチーム(団体)にも属さない中立な立場である。従って任務中はもちろん休憩中でも特定の選手と親しく話をしたり無駄な会話はしない。
12、 行射中は安全上の問題以外、競技者に直接話しかけず、必要ならばチームの監督(責任者)に
まず知らせる。
13、 品位を持って行動し、競技者やチームの監督等に高圧的な態度をとらない。
知識・良識・愛情